リラのブログ りらのやさしい100年計画

【スタバ】体験済。コーヒー豆の保存方法でやってはいけないNG行動【3つの保存で実験】

コーヒーで豊かな人生 コーヒーのこと色々 スタバのコアコーヒー

こんにちは。

今日のテーマは、

  • スタバ(他の店でも良いけど)でコーヒー豆を買ってきたはいいけど、
    どうやって保存すれば長く美味しく飲めるのか?

について解説します。実際に、簡単な保存実験をしてみました。

ぜひ参考になさってください。
※元バリスタコーヒーマスターが解説します。

【祝】リラコーヒー3周年オリジナルグッズを販売しています。こちらもチェックしてみてね。

 

 

【スタバ】体験済。コーヒー豆の保存方法でやってはいけないNG行動【3つの実験】

コーヒーの保存の失敗例

実験に移る前に、今まで大失敗したコーヒー豆の保存についての体験談をお話しします。

一番NG。コーヒーに謝りたいです

 

今までで一番不味くなった保存方法は、
スタバの店で計り売りしたものをお店でひいてもらってから、計り売り袋のまま冷蔵庫で放置です。

計り売り袋っていうのはこれです。

この茶色い袋、可愛いですよね。

でもこの袋はただの再生紙でできているので、保存には何の役割も無いんですよね・・・。なおかつ、コーヒーは挽いたそばから劣化するのです、汗。

それを冷蔵庫に入れて、トドメをさしたようなものですね。素人でもわかる鮮度の落ち具合になりました。
あの香り高いコーヒーがただの粉、いや、砂になった。

いかにコーヒーとは香りが大事か実感しました。鮮度の勉強のためになら、逆にやってみてもいいかもしれないと思いました。

 

働いていたスタバでのこと

 

働いていたスタバでは、発売前のコーヒーを試飲するのですが、
そのコーヒーは開けたらいつもそのまま休憩室の机に放置されていました。

 

開けたてはとっても良い香りなのですが、2、3日たつと香りが落ちて、
味も変わってくるんですね。それだと飲むたびに味が変わって、
正確な風味がわからなくなってしまうんですよね。
(お客様にお出しするコーヒーは暗い戸棚に保管されていて、賞味期限もきびしいのですが)

 

なぜすぐに味が変わってしまうのか疑問だったのですが、ブラックエプロンを取ってからその原因がわかったんです。(マジで大したことじゃ無いんですけど・・・)

スタバのコーヒー袋に入っていたとしても、
開けてしまったら何かしらの対処が必要なのだと。

どうすればよかったのかというと、飲み終わったらちゃんと空気を抜いて封をして、なおかつそのスタバの豆袋ごとジップロックに入れておいたり、お客様用のコーヒーと同じように暗い戸棚に入れておけば良かったわけです。

本当に、ちょっとしたことでコーヒーの鮮度は保たれやすくなります。

 

コーヒーの保存、3つの実験

ではここからは、コーヒー豆の保存実験をしてみたいと思います。

全て、豆のままの状態で試してみました。

今回の実験は、

家にあるものを使って、一番鮮度が保たれるのはどの方法か?ということでやってみました。

あくまで私の家の場合なので絶対ではありませんが、参考にできそうなところは参考になさってください。

1、スタバの袋のままタッパーに入れて、暗い引き出しへ入れておく

このように開封したコーヒー豆をスタバの袋のままタッパーに入れまして、

引き出しに入れます。

実はいつもこのように保存しています。なので鮮度もすごく保たれるのも分かっているのですが、実験で他の方法と比べたいのであげています。

2、袋から出してびんに入れ、暗い引き出しへ入れておく

なんか、ちょっとおしゃれですよね。このビンは100均(キャンドゥ)で購入しました。
こういうビンにコーヒー豆を入れて飾っておきたくなる。

でも、光とか酸素はコーヒーの敵らしいので、飲む用ではなくインテリアになっちゃいそうですね。

なのでもちろんお豆はビンにすきまができないように入れ、フタはぴっちり閉めて、先ほどのタッパーと同じ引き出しに入れておきます。

3、袋から出して、直にジップロックに入れて冷蔵庫へ保存

うん、生活感。
そして一番やっちゃいけないと思っている、まさかの冷蔵庫にぶち込みます。ごめんね。絶対不味くなるんだろうなあ〜と思いながら。

この3つを、1ヶ月ほど放置してみたいと思います!
結果はいかに。

少し意外だった実験結果

結果は、開封したばかりの時と比べています。
その時にいちおうカッピングをして、香り・風味・味などを調べてから実験しています。

第1位


スタバの袋のままタッパーに入れて、暗い引き出しに入れておく

香り★★★★☆
風味★★★☆☆
味 ★★★★☆

やぱりこれです。
コーヒーの敵である、酸素・光・湿気・熱をできるだけシャットアウトすると。
今のところ一番良い保存方法です。(自分にとっては)
これにジップロックを追加したらもっと保たれるかもしれませんね。今度やってみます。

しかしこれはおすすめです。
もちろん、開封したての時とは味や風味は変化しています。
でも、劣化してのっぺりしてしまったという変化ではなく、よくいえば熟成したという感じですね。

例えば、漬物もなじんできたら味が変わりますよね。
あんな感じで、焙煎してから時間が経ったことによる味の変化だと思うんですよ。
それが楽しめるようです。

賞味期限以内だったら、わりと美味しく飲める印象です。

注意点

お豆が減ってきたら、しまう時にこのように中の空気を抜いてしわくちゃにして
袋の封自体もぴっちりしめてください。
で、タッパー⇨引き出しへ。(ジップロック追加もおすすめ)

第2位


袋から出して、豆を直にジップロックに入れて冷蔵庫で保存

 

香り★★☆☆☆
風味★★☆☆☆
味 ★★★☆☆

 

これが意外でした。冷蔵庫に入れて1週間、たまに香りを確認していたのですが、ジップロックに入れていたせいか、意外と香りが保たれていたんですよね。

 

1ヶ月ほど経過したら、冷えているせいか、他の2つに比べて挽いた時の香りは弱くなっていました。

ただ、味に関しては美味しかったんですよね。風味が劣化したというより、自然な味の変化が感じられました。
まろやかになったようです。

多分、ジップロックが酸化を防いで、なおかつ、お豆のままだったから鮮度がある程度保たれたのだと思います。

保存状態によっては、冷蔵庫もありなのかもしれないです。

第3位


袋から出してビンに入れ引き出しで保存

香り★★★☆☆
風味★★☆☆☆
味 ★☆☆☆☆

 

香りは弱まっていませんでしたが、明らかになんか最初の時と違うにおいが混ざっています。
???

なんだろうと考えて気づきました。
あっ、
容器のにおいがコーヒー豆に移っているではありませんか・・・。

これは実験失敗か?と思いましたが、コーヒーの香り自体はしっかりとしています。挽いても香りは保たれています。
容器を使うときは、コーヒー豆を入れる前にきちんと洗う必要があるのですね。

そして味なんですけど、ちょっとのっぺりしてしまいました。正直、味が落ちていると思います。

ちゃんと鮮度が保たれていると、口に含んだ時にいろんな香りや味がするんですけど、それがあまりなくて、平坦な感じです。。。なぜなんだろう。

美味しいは美味しいんですけど、なんとなく物足りないんです。おそらく原因は、フタを閉めたつもりでも、すきまから空気が入っていたことと、引き出しをよく開け閉めしていたので光が当たっていたことだと考えます。

これも、何かと比べないとわからないんですよね。いかにいつもお店や家で飲んでいるコーヒーが美味しくて、奥行きがあるってこういうことだったのか・・・と気づきました。

 

とはいえ

 

第2位のジップロック冷蔵庫も、温かいうちは美味しいと感じたのですが、
冷めてくると味がしぼんできました・・・

 

そして、2位も3位もなんか、不思議な後味が残りますね・・。

 

容器に保存する場合の注意点

でも、どうしても容器に保存したいこともあると思うので、その際の注意点をあげてみます。

基本的にはふたがしっかり閉まって、中のものが酸化しづらいキャニスターが良いですね。

写真のような陶器のキャニスターにも試しにコーヒー豆を入れて1週間保存してみましたが、美味しく飲めました。

袋やタッパーからいちいち出すのめんどくさい・・・そんな時はコーヒー豆1週間分くらいをキャニスターに移して少しずつ飲んでいくと手軽で良いと思います。

 

使用前には容器をよく洗い乾かす

容器によっては容器の匂いがついているものがあり、それが微妙にコーヒー豆についてしまうことがあります。今回の実験で、コーヒー豆は他のにおいがつきやすいことを実感しました。

なので使う前には必ず中性洗剤で洗って、乾燥させてから入れてください。

それでコーヒーの香りが守られます。

透明ではないものにする

やはり光は通さない方が良いと思います。

フタはしっかり閉める

このようなキャニスターは蓋を最後までしっかりしめることである程度は密閉されます。

でも入れっぱなしにして何週間も放置したら当然少しずつ酸化してきちゃいます。

なので、こういうキャニスターに入れるのであれば、あくまで飲むことを前提にすれば大丈夫だと思います^^

 

まとめ

ここまでお付き合いありがとうございました。

簡単にまとめますね。
【コーヒー豆の保存はこうする】

  1. なるべく豆のまま買う
  2. 開封したらパッケージの空気を抜いてジップロックに入れる
  3. 保管場所は暗いところ
  4. 高温多湿光を避ける
  5. 冷蔵庫には入れない

簡単にいうと、光、酸素、熱、湿気を避けるということですね。せっかく買った美味しいコーヒーなので最後まで美味しく飲めると良いですよね。

コーヒー豆の保存について、何か参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

【祝】リラコーヒー3周年オリジナルグッズを販売しています。こちらもチェックしてみてね。