リラのブログ りらのやさしい100年計画

【体験談】孤独を感じる専業主婦のあなたにシェアしたくなった出来事【とある主婦の話】

すばらしい主婦の暮らし なるべく優しい子育て 内向的な人が気楽に暮らす 子育て

こんにちは。

今日のテーマは、

  • 孤独を感じる専業主婦のあなたにシェアしたくなったとある出来事

です。

結構想像も入っちゃうんですけど、どうしても書いておきたいのでよろしければ参考になさってください。

※ちなみに私も専業主婦なんですけどね。

孤独な専業主婦(兼業主婦でも良い)に伝えたいこと

ことの発端

久しぶりに母親と話をしていて、こんなことを聞きました。

なんでも、弟の小中学校で同級生だった子のお母さん(Hさん)が、亡くなったそうです。

Hさんといえば、私も小学生の時からよく知っていました。いつも明るく声も大きく、すごく活発で、髪の色もオシャレに明るくて目立っているママでした。PTAとかも率先してやるタイプです。

息子さんは2人いて、そのうちの一人が弟と同級生でした。部活も同じだったので、仲の良い仲間の一人という感じでした。

私は直接たくさん関わったことはないんですけど、家も近所だし、弟とは歳も近いので顔を合わせる機会は多々ありました。

Hさんは会えば気軽に声をかけくださったり、地域の催しとか学校行事とかで見かけていて、いつもみんなといる印象でした。

30歳近くになって再会した時のこと

で、月日は経って私がアラサーくらいの時に、すごく久しぶりに母親と母校(小学校)のバサーに行きました。

そこでHさんと偶然再会しました。雰囲気とかも全然変わってなくて、声が大きくてはつらつとした感じ、相変わらずオシャレです。

「お久しぶりです」と挨拶すると、Hさんは私を見てこう言いました。

「あら、りらちゃん(私)じゃない!どうしたの随分キレイになったわね。両親どっちにも似てないわね」

と。母親がそれを聞いて、

「似なくてよかったわよ」と嘲笑してました。

Hさんの言葉にすごく救われた

私はそのHさんの一言(両親どっちにも似ていない)というのが、本当にものすごく嬉しかったのです。天にも昇るほどの嬉しさです。心境としては、

「やっと自分のことをわかってくれる人がいた」というような気持ちに近いです。それはどういうことなのか。

容姿をいじられバカにされて生きてきた

私は小さい頃から容姿にコンプレックスがあって、思春期はさらにそれがひどくなり、いつもうつむいて歩いていました。

驚くことに、両親も私の容姿についてばかにするような発言もしばしばありました。自分の子どもだから何を言っても気にならないという面もあると思うんですけど、大人になった今でも決して忘れることはありません。

それで、20代半ばで一人暮らしを始めて、なんでもある程度自由にできるようになって、もっと自分磨きをしようと意識し出してから、髪型、メイク、服装などを工夫して容姿も少しずつ変わっていきました。

その努力が、Hさんの一言ですごく報われた気がしたんですね。Hさんがどんなつもりで言ったかはわからないんですけど、なんか心に響いたんですよね。

その後は全くお会いすることもなく月日は流れました。ですがHさんの言葉は本当に時々思い出していたんですよね。「ああ、あれは嬉しかったな、」と。

ちょっと違うケースだけど、例えるとこんな感じです。

 

私にとってはHさんの言葉は、ちょうど『たまに取り出せる褒め』でした。

それで、昨年夏に母から、Hさんは亡くなったと聞かされたんですね。

なぜHさんはなくなったのか?

Hさんが亡くなった原因はガンだそうです。でもその病気が発覚するずっとずっと何年もの間、自宅に引きこもりになってしまっていたらしいです。

「え、引きこもり?あのHさんが?」母から聞いて私は耳を疑いました。あんなに活発で、オシャレで、明るくて役員とかもやっていつも元気で、、引きこもりとはまるで縁のないように見えたHさんなのに。一体何があったんだろうと。

話を聞くと、どうやら、息子さんの将来なりたかった職業について色々とHさんが手を尽くしたけど、力になれず、報われなかったそうなのです。

詳しくはよくわからないのですが、自分のコネを使って息子さんの夢を叶えてあげたかったけどできなかったと。うーん、具体的なことはあまり説明できません。

それで、Hさんはそれから、以前のような活気をなくし、家からほとんど出なくなってしまったらしいのです。おそらく他の理由もたくさんあったのではないかと想像しますが、なぜなのか根本的な理由はわかりません。

そして、ある時家で転倒して怪我をしてしまい、病院に行ったらそこで他の病気(ガン)が見つかり、程なくして亡くなってしまったそうです。

 

そして結局何が言いたいのか

私はHさんの一言にすごく救われていて、その後の人生でも時々思い出すくらいだったので、Hさんが亡くなったと聞いてすごく悲しかったです。それよりも亡くなるまでずっと引きこもりになっていたことに驚いたし、本当にどうして・・・という感じの気持ちです。

完全に私の想像なのですが、きっと、息子さんのために何もできなかったと思っていたのかな、自分は無力だと思ってしまったのかな、誰にも話せず孤独を感じていたのではないかな、と思ってしまいます。

だけど、あの日のHさんの些細な一言でこんなに心が報われた私のような人もいるんです。

ここからが伝えたいこと

でも、私はHさんに、「そう言われてすごく嬉しいです、ありがとうございます」とか、伝えることはありませんでした。軽いやりとりだったので微笑んで終わりました。

なのでHさんは知らないんです。私がこんなにもすごく感謝していることを。

Hさんが過去に何気なく言ってくれた一言が、誰かの心を喜ばせて、『たまに取り出せる褒め』になっていたことを。

だから、こんな感じで、あなたも、自分の知るよしもないことで誰かの力になっているかもしれないんですよね。

今までも、そして今も、これからもきっとです。

 

あなたが孤独を感じていても、あなたを想っている人がいる可能性がある

最後までお読みいただきありがとうございました。全部、嫌になったりすることもあるんですよね。

だけど、あなたや私が一生懸命生きてきたその経緯には、心をすごくよく遣っていて、それによって周りに良い印象だったり影響を及ぼしてきたのではないですか。

あなたがやってきたことは、そんなに悪いことだったのでしょうか。絶対にそんなことないはずですよ。